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1964y PONITIAC Grand Prix Coupe

1964y PONITIAC Grand Prix Coupe

クルマのまわりだけ、時間の流れが変わるような存在感。

ヴィンテージアメリカンの楽しみ方は数あれど、それらに共通しているのは、明らかに他とは違う空気感、周辺に感じられる世界観のようなもの。上質なヴィンテージアメリカンがある生活は、今カンタンに買えるクルマとは違う、明らかな「特別感」がある。青春時代に帰るような郷愁の想いに近しい。

愛されたアメリカンブランドのパーソナル・ラグジュアリークーペ/1964y PONITIAC Grand Prix Coupe

愛されたアメリカンブランドのパーソナル・ラグジュアリークーペ
GMの一角を担い、シボレーとキャデラックの中間ブランドとして位置づけられていたポンティアックは、アグレッシブなイメージを強調したブランドだった。同ブランドの代表的なモデルといえばGTOや、映画などで活躍したトランザムが思い浮かぶだろう。なお、GTOは「マッスルカー」のはしりともいえるモデルである。
写真のグランプリは、GTOの兄弟車に位置づけられるモデルだ。1962年にパーソナル・ラグジュアリークーペとして誕生し、1969年からは軽量かつハイパフォーマンスカーとして生まれ変わっている。
「グランプリ」といういかにもレーシングシーン想定した名称からも、クルマのキャラクターが感じられるというものだ。
なお、アメリカン・コミックの「ポパイ」に登場する悪役にブルートにちなみ「カッコイイけれど走りはワイルド」な特徴を表現する通称に「ハンサム・ブルート」というものがある。日本で広く知られているのは英国車オースチン・ヒーレー3000を指す通称だが、アメリカではポンティアック・グランプリのことを指していたという。ポパイがアメリカで生まれた作品であることを考えれば、グランプリこそ本来の「ハンサム・ブレード」とも言えよう。
当時のアメリカ車らしく伸びやかなスタイリングと、シンプルかつハンサムなデザイン。それでいて、スポーティを追求した兄弟車GTOよりも比較的ラグジュアリーなパッケージが施されたグランプリ。心臓部には6.4Lのビックブロックエンジンを搭載し、当時のアメリカンマッスルカーらしいパワフルな乗り味を残している。
オリジナルの良さを残しつつ、パワーブレーキ化やパワーステアリングの追加など、乗り味を変えることなく、しかも現代的なエッセンスを盛り込んでいるのが、このクルマを扱うショップ、プロスピードの流儀だ。
同店は現行モデルまでも含めたアメ車を広く扱い、ラグジュアリー系カスタムを得意とするショップでもある。現代の価値観でも通用するセンスの発現が、このグランプリにも見ることができる。

1967y CHEVROLET C-10

1967y CHEVROLET C-10

ショーカーとしても通用する徹底的なフルレストア

ショーカーとしても通用する徹底的なフルレストア/1967y CHEVROLET C-10

どこに乗り付けても鼻が高い文字通りの「パーフェクトC-10」
アメリカントラックの代名詞的存在であるシボレーCトラックは、古いものほどコンパクトで扱いやすいサイズ感が楽しめるモデル。それをベースとして、カーショーなどに出展しても十分に注目を集めれそうなレベルに昇華した1台が、このC-10である。

ベースモデルの良さを残しながらも、エアスクープ付きのボンネットや外装のスムージング、リアコンビライトの変更、ローダウンなど、現代的かつ上品なセンスでまとめ上げられており、これ以上手を加える必要が無い状態になっている。
見た目だけではなく道具として日常のアシとして、立派に機能する機関部分のメンテナンスも十分に施されている。
ヴィンテージカーを現代の日本で乗りこなすために重要なポイントでもあるエアコンの追加や、C-10では定番とも言える燃料タンクの移設(オリジナルはシート後方にあって車内環境が悪いが、ベッド下へ移すことで改善)など、優れた実用性を両立している点にも注目したい。このクルマを扱うプロスピードで設定している車両本体価格は398万円だ。
これほど完全に仕上がったヴィンテージモデルは希少価値が高く、現代のエコカーとは異なる次元の価値があり、長く愛用できること間違いなしである。

1975y CHEVROLET CAPRICE COUPE

1975y CHEVROLET CAPRICE COUPE

敢えて選んだ大径AWが斬新なヴィンテージの新しい楽しみ方

敢えて選んだ大径AWが斬新なヴィンテージの新しい楽しみ方/1975y CHEVROLET CAPRICE COUPE

シボレーのフルサイズセダン、カプリスはインパラの上級グレードとして1965年に誕生したモデル。
シボレーより上級に位置するブランドとしてキャデラックが存在するが、このカプリスは、キャデラックにも迫る上質なセダンとして受け入れられ、キャデラックよりもリーズナブルにエレガントなカーライフを過ごせる賢い選択肢として、当時のカー雑誌を中心に好評を博した経緯がある。

クルマとしての高い質は、時代を経た現代においても感じることができ、贅沢な時代であった面影を残している。
そんなカプリスを現代で楽しむ場合、オリジナルであることを追求するのも結構だが、クルマ趣味をいうのは本来もっと自由であるべきだ。
ヴィンテージカーとして残せる部分は残しつつ、しかし自分らしくアレンジできることは思い切る。
これも立派な楽しみ方のひとつだと言える。

このクルマをプロデュースしたプロスピードは、現行モデルを含めたラグジュアリーカスタムを得意としており、同店のユーザーにも若年層も多い。
ヴィンテージであっても若い世代なりの楽しみ方ができる。こうした懐の深い自由な発想もまた、クルマ文化がいつまでも素晴らしいものであるために必要なことではないか。

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